ワークショップ
山里社会におけるモノと人の循環、文化の開花

開催情報

趣旨

共同研究「南信濃山里社会の文化的景観とその歴史的形成過程に関する基盤的研究」(JSPS 科学研究費助成事業基盤研究(A)課題番号 20H00025)は、国土の7割近くを占める森林資源が、日本社会の構造的変化に多大な影響を与えてきた事実を、近世・近代の南信濃「伊奈山」をめぐる政治権力・山里の社会集団・都市商人・産業資本との諸関係、山と里との労働力と物資の循環、環境変化・災害、文化的景観の形成に注目しながら総合的に研究し、「林制史」「林業史」には止まらない社会構造史研究を進め、今日の文化的景観が形成されるに至った地域固有の歴史的過程を明らかにすることを目的としておこなっています。

今回のワークショップでは、「公儀榑木」と「商人木」の伐り出し、搬出、流通、販売システムと、人的、物的移動に伴う文化的交流の検討を通して、南信濃地域における個性ある山里社会相互の、また外部世界との関係構造を解明します。そして、山里社会の文化的景観形成過程を歴史的、段階的に検討し、景観に現われた地域の個性と多様性を描き出します。

日時

2024年3月9日(土) 10:00 – 16:30

主催・共催

主催
JSPS 科学研究費助成事業基盤研究(A)「南信濃山里社会の文化的景観とその歴史的形成過程に関する基盤的研究」(代表 吉田ゆり子)
共催
東京外国語大学 海外事情研究所

会場・開催形式

会場
東京外国語大学 海外事情研究所(研究講義棟4階427)
オンライン
ウェブ会議システムZoomを使用

参加方法

参加費

無料

お申込み

参加をご希望の方は、以下のフォームにアクセスし、必要事項をご記入のうえお申し込みください。後日、山里科研事務局(yamazatokeikan@gmail.com)から、Zoom接続情報および資料のダウンロード方法につき、ご案内を差し上げます。

申込締切

3/7(木)
※ 申込は終了しました。
「ワークショップ 山里社会におけるモノと人の循環、文化の開花」申込フォーム(公開終了)

報告・議論の構成

ワークショップリーフレット(PDF)
※ 全体司会 吉田ゆり子
坂本広徳(「清内路―歴史と文化」研究会)
「清内路村における花火伝来の意義―享保年間の社会状況の検討から」
コメント|齊藤紘子(大阪公立大学)
髙橋元貴(金沢工業大学)
「下清内路の空間復元―延宝・安永期―」
コメント|伊藤裕久(東京理科大学嘱託教授)
吉田伸之(東京大学名誉教授)
「江戸の材木市場と「伊奈山」」
コメント|齋藤善之(東北学院大学)
多和田雅保(横浜国立大学)
「近代における遠山和田町と外部世界との関係」
コメント|名倉慎一郎(磐田市歴史文書館職員)
全体討論
司会 伊藤毅(青山学院大学)

お問い合わせ

山里科研事務局

メール: yamazatokeikan@gmail.com